ホーム > ご繁盛のヒントになれば > 卸業者はいらない
卸業者を飛ばしてメーカー様から直接仕入れる動きのところもございます。ということは卸業者はそもそもいらないのでは?
自前で倉庫があって、資金繰り的にも余裕がある。回転数も3~4回転あるようなところであれば、メーカー直取引もアリかと思います。
ですがそんなうらやましい環境のお店は少ない様に思います。
①自前で倉庫がある
多くのメーカー様は、直接の取引自体に消極的ですが歓迎しているところもあります。只、ロットがある場合が多く、5~10ケースと現場で捌きづらい数量の所が多いようです。そうなるとある程度の保管スペースを確保できないと厳しいかと思います。別途倉庫を借りる等になると、損益分岐点もあがっていってしまいます。
②資金繰りに余裕がある
ある程度のロットで仕入れるとなると、資金繰り的に余裕がないと厳しいのが現実です。現金化するのに2か月~半年も掛かってしまうようであれば、別途借り入れも必要になります。当月に仕入れたものは当月中に現金化できるのが理想です。
③時間の節約
卸を利用する最大のメリットは、この一言につきるのではないでしょうか?店主さんは調理もこなさないといけない、資金繰りも考えないといけない、予約状況の確認や労務管理もこなさないといけない、当然仕込みなども行う、そうすると営業外の方が実はめちゃくちゃ忙しい。そんな中で優著に仕入に行ってる場合ではないかもしれません。
時間は限りありますから、他人がやってくれるのであれば任した方が得策だと考えます。
④情報
これは卸の担当者によります。当たれば有益な情報が得られ、流行っているメニューや食材の情報、うまく利益をあげるための方策等教えてくれる場合もあります。
矢田健商店は食材卸業者ですので、卸は必要の立場から書いてます。ご参考までに。